授業

Data Driven Marketing: O'Nealケースのプレゼン

Data Driven Marketingはいくつかのケースを扱ったが、ケースのたびに1チームがボランティアでプレゼンテーションを行う。うちのチームは最後のケース、O'Nealのケースにおいてプレゼンを行った。 ケースは、製薬会社であるO'Nealのマネージャーが主人公。チ…

Data Driven Marketing : Conjoint Analysis

Data Driven Marketingの授業もいよいよ大詰め。Marketing Researchの授業でも最も重要と教わったConjoint Analysis。これは、カスタマーに商品のある要素をいくつかセットした選択肢を評価してもらい、Regressionしてどの要素が重要なのかを見極める分析。…

Data Driven Marketing: Logit モデルのまとめ

コーネル大学ジョンソンスクールの人気授業、Data Driven Marketingだが、エクセルを使い、モデルを作って検証、みたいな授業なので、内容・雰囲気を伝えるのが難しい。とりあえず今回の宿題の内容をダイレクトにお伝えしてみる。 どういうタイプの顧客がど…

Corporate Governance : Appleの企業統治

Corporate Governanceの最終レポートはAppleを選択。テーマは2000年時点での企業統治の状況、問題点を調べ、その後2005年にどう変化したか、問題は解決されたかを、今後の提言とともにまとめること。 大雑把にまとめると、Appleの2000年時点での企業統治にお…

春学期後半の授業

最後の半セメスターは、前半から取っているData Driven Marketing、Intermediate Accounting、Macroeconomics、聴講しているApplied Price Theory、Consumer Behaviorに加え、Cases and Projects in Financial Servicesという授業をとってみることにした。 …

Corporate Governance: Marvelの倒産とリストラクチュアリング

スパイダーマン、ハルク、デアデビルなどの漫画キャラクターを生み出したエンターテインメント会社Marvelのケース。(ちなみに1997年ごろの話) Perelmanというやり手の投資・再生の専門家は、様々なUnderperformanceな会社を買い、利益の出ないラインを切り…

Applied Price Theory: 人が犯しやすい間違いいろいろ

Robert Frank教授によるApplied Price Theory(エコノミクス)の授業より。今日は'Natural Stupidity'つまり人間が本能的に陥りやすい誤りに関して。 ・Representativeness 「必要になるかもな、捨てても良いかな」と迷いながら捨てたものに限って、翌日にも…

Corporate Governance: 会社は誰のもの?

Corporate Governanceで、Circonという会社のケースを扱った。 AuhllはHBSでMBA取得後、Applied Magneticsに入社、その中のCirconという部門で頭角を現す。LBOで独立し、CEO兼Chairmanとして、ACMIという会社を買収して業績をターンアラウンドさせるなど、活…

Corporate Governance: 企業統治が企業価値に与えるインパクト

Corporate Governanceの授業で、ロシアの石油会社、OAO YUKOSのケースを扱った。ソ連崩壊後、民営化を急ぐロシアは、政府が財政難に苦しんでおり、なおかつ政治家は腐敗しきっていた。国営の企業をありえない安値で(賄賂と引き換えに)売り飛ばす。安く会社…

Data Driven Marketing: Rodeo Jeansのケース

Data Driven Marketingで、Rodeo Jeansのケースを扱った。トップブランドのLee Smithにはブランド力で勝てず、下からはRetailerのプライベート・ブランドが安い値段で攻めてくる板ばさみ。そんな中、Salesに関する、値段・競合の値段・Seasonality・コスト・…

Data Driven Marketing: Pricing

このブログでも二回にわたって取り上げたプライシングですが(これとこれ)、今日のData Driven Marketingでも再び取り上げられました。 Sales = exp( α+β*Price) という関係を使い、売り上げとプライスのデータを使って回帰分析を用いてαとβを求める。e…

Consumer Behavior: レーガン大統領の選挙戦略

Consumber Behaviorの授業で、1984年のレーガン大統領の再選時の選挙戦に際して展開されたマーケティング戦略について学んだ。 84年の選挙を控え、レーガンの支持率は対立候補のモンデールに肉薄されてきていた。そこで、メディアリサーチ、アドバタイジング…

Corporate Financial Policy: NetscapeのIPO

Corporate Financial Policyの授業で、NetscapeのIPOについて取り上げられた。 95年にNetscapeが上場しようとしていたとき、同社はまだ利益を出したことがなかった。しかも、インターネット・ブラウザの技術、価値、今後の可能性について本当に理解・予測で…

Corporate Governance: 株主価値がすべて?(2)

http://d.hatena.ne.jp/Yoda/20060204/p1 で書いた、Al Dunlapのケースについて、今日授業があった。 多くの生徒が「Shareholders' Valueが一番大事。Stakeholderを大事にするのも、それが結果としてShareholders' Valueにつながるからだろ」というスタンス…

Corporate Governance: 企業統治における米国と日本の違い

Corporateg Governanceのリーディングの宿題は、International Corporate Governanceについて。アメリカ以外の国における企業統治の姿を研究したペーパーなのだが、何せ60ページ以上もあって、他の宿題等に追われていた自分としては、かいつまんで読むことに…

Corporate Governance: 株主価値がすべて?

Corporate Governanceの授業で、Sunbeamという企業のターンアラウンドのために招聘されたAl Dunlapという人に関するケースが宿題になっている。昨日チームミーティングで議論が行われた。 「株主価値がすべてだ。他のステークホルダーが会社にいくら払ってる…

Consumer Behavior: 消費者の知覚能力

Consumer Behaviorの授業が面白くなってきた。昨日の授業では、消費者ニーズの掘り起こし・消費者への訴えかけ方、消費者の知覚の仕方などについて学んだ。その中で、面白い話がひとつあったのでご紹介。でも有名な話らしいので知っている人も多いかもしれま…

Applied Price Theory: Amazonの中古本は著者にとって得か?

Applied Price Theory(要はミクロエコノミクスの授業)で、「一見正しそうに見えるプライシングでも、実は間違っている」ことについて、例を挙げていくつか教えてもらった。映画館のポップコーンの例も面白かったのだが、以下、本の購入に関する例。 問題:…

Macroeconomics: 日本人はなぜ銀行に預け続けるのか

マクロエコノミクスの授業中、日本の話題になった。 教授曰く 「日本人はおかしい、とずっと思っていた。Interest rateがゼロなのに、銀行に預けっぱなしだからだ。エコノミストはずっとその理由を探っているが、まだ確かなことは分かっていない」「だが、日…

Corporate Governance: 社長の給料はいくらが最適なのか

Corporate Governanceの授業で、アメリカ型企業統治の仕組みの下において企業幹部の給料・インセンティブと企業価値最大化といかにコンフリクトなく結びつけるかという問題について考察している。 There are good theoretical and empirical reasons for con…

春学期の授業・2

春学期に受講予定のクラス、残りを紹介。 ・Corporate Financial Policy Corporate Governanceと同じ、Prof.Yanivというシルベスター・スタローンにちょっと似ている(この意見には誰も賛同してくれないが)先生が教えている。内容は必修科目のファイナンス…

春学期の授業紹介

南米から帰ってきて1週間、読書と惰眠の日々に明け暮れていた(読んだ本:ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」、「Angels&Demons」、陰陽師(漫画)、ダンテの神曲、澁澤龍彦「黄金時代」ほか)が、ついに授業がはじまった。 今日から約1週間は、選択した…

Google's Master Plan : Google社内ミーティングの写真

Disruptive Technologiesの最終プレゼンの準備でチームミーティングやっていたら、テクノロジーに滅法詳しいMikeが、flickrから見つけて来たGoogle社内の様子と思われる写真をみせてくれた。曰く、Google's Master Plan。 http://www.flickr.com/photos/jurv…

Disruptive Technologies : 電子ペーパー

Disruptive Technologiesの最後の授業で、電子ペーパーについて学んだ。E INKという会社(リンクはこちら)が技術を開発していて、日本でも凸版印刷と一緒に何かやってるらしい。かと思えば、富士通もがんばっているらしい(リンクははてなブックマークにあ…

Google Base

Strategic role of Information Technologyの授業も今日で終わり。生徒4チームによるプレゼンで幕を閉じた。 この授業をとったとき、頭にあった疑問は、「テクノロジーそのものが競争優位性になり得るのだろうか」ということ。テクノロジーは陳腐化またはキ…

Strategic role of IT:最終レポート

Strategic role of ITの最終レポートでうちのチームはアマゾンについてレポートを書く予定。僕はロジスティクスとデジタル書籍化におけるアマゾンの動きを担当。いくつか参考になりそうな記事をネットで探してみたのだが、なかなかぴったりのが見当たらない・…

忙しい

期末が近づいてきた。今学期、後先考えずに7科目もとったツケがまわってきた感じ。(1科目は聴講のみだけど) ・Entrepreneurship & Private Equity ・・・ビジネスプラン作成&プレゼン。週末までにひとりで財務モデルを作らないといけない。 ・Financial M…

Disruptive Technologies : GoogleとYahoo

Disruptive Technologiesの授業で、Media Convergenceを扱っていくこととなり、各チームごとにそれぞれ違うテーマ(たとえばTV Industryとか、Mobile Industry、等)を与えられ、それについてプレゼンを行うタスクが与えられた。我々のチームのテーマはGoogl…

Strategic role of IT:Long Tail

Strategic role of ITの授業で、先日「Power Law」を扱ったときには流された「Long Tail」が取り上げられた。しかし前半のAmazonに関する議論が長すぎてLong Tailはたった10分くらい、さらっと触れただけ。んだそれ!って突っ込みそうになった。しかもリアル…

秋学期後半の授業

秋学期後半は、10月半ばから12月上旬まで。前半から続いている科目が、「Financial Markets & Institutions」「Disruptive Technology」「Entrepreneurship & Private Equity」の3科目。後半からとっている科目が以下のとおり。 ・Financial Modeling 前半と…