授業

Power Law

「Strategic role of IT」という、秋学期後半のクラスで、Power Lawの概念について学んだ。パレートの法則みたいな、ValueやPowerがごく一部の人によってのみ占められているような状態の話だが、Webにおけるアクセス数やアメリカにおける富の分布などにこのP…

Cases in Business Strategy: Final Presentation

秋学期は8月の終わりから12月上旬までなのだが、いくつかの科目は学期の半分だけ(従って単位数も半分)しかなく、Cases in Business Strategyの授業も、本日のプレゼンテーションをもって終了となった。 結局、我々は戦略分析の対象としてGoogleを選んだ。…

JetBlue

Cases in Business Strategyの授業でJetBlueを扱った。国際線をやっていないため日本で知名度が低いが、アメリカでは勢いのある新興エアラインとして注目を浴びている。 その戦略は、かの有名なSouthwestを一歩進歩させた感じ。基本は低コスト戦略で、大きな…

秋学期前半の授業の紹介

秋学期(8月末〜12月頭)のうち、前半(10月半ばまで)に受講している授業をまとめてご紹介します。 ○ Cases in Business Strategy 先日もご紹介しましたが、人気教授Suinski教授のケースを用いた戦略論。実践的でわかりやすい。最終課題は企業をひとつ選ん…

The World is Flat

Technology Managementのクラスで、ベストセラーになった「The World is Flat」の内容について議論した。今頃何を、と思われる方も多いでしょうが、まだの方は下記のリンクから著者の講演が聞けます。超おススメ。 http://mitworld.mit.edu/video/266/ 講演…

Cases in Business Strategy

ジョンソンスクールの人気教授の一人であるSuwinski教授の「Cases in Business Strategy」は、選択科目の中でも特に人気のクラス。彼は長年アメリカの製造業のExecutiveとして活躍しており、理論だけに留まらない実践的なストラテジーを教えてくれるというこ…

Technology Management

今学期、テクノロジー系のクラスを二つ選択している。一つはDisruptive Technologyで、こっちは今のところ期待はずれ。あまりにDisruptive Technologiesの脅威の歴史、テクニカルな仕組みなど、ディテール及び過去にとらわれており、「今後どうすべきか」の…

Brand:Distribution

Brandの授業で扱ったDistributionについてのまとめ。 Distributorは消費者へプロダクトを送り届けるパートナーであり、直接販売するCustomerでもある。また、消費者からの収益を取り分ける相手という意味ではCompetitorでもある。力関係を理解し、彼らと共に…

Pricing(2)

Pricingについての続き、今回はより定性的なアプローチのまとめ。 ■Pricing するときの考慮ポイント 誰がターゲットセグメントか プロダクトのPerception 競合、チャネルのアクション・リアクション (たとえばWal-martで売るなら、基本的にバリュープライス…

Brand: Marketing Final Presentation

今学期、僕はStrategic Brand Management Immersionというプログラムを選択した。これは、Cornellの売りのひとつなのだが、Marketingに関連した科目がいくつかパッケージされていて、1学期をMarketingのみに費やし、Summer Jobの前に専門スキルをあるレベル…

Brand: 広告におけるドラマとレクチャー(&アップル礼賛)

今日のブランドマネジメントの授業では、Johnsonのコア科目のマーケティングを担当したDouglas Stayman教授を招いて、広告におけるドラマとレクチャーというテーマで講義をしてもらった。 簡単に言うと、レクチャー形式の広告とは、視聴者に向かって語りかけ…

Brand: Study Trip (3)

三日目はJohnson & Johnsonの一部門であるMcNeilを訪問。タイレノールの会社だ。長年、シェアトップを続けてきたタイレノールだが、更なる成長のため、ブランドロイヤリティが低くスイッチングが激しい若者層に対してマーケティングをフォーカスする作戦に出…

Brand: Study Trip (2)

Tripの二日目午前中は、IBMのR&D Labにて、最新のテクノロジーとマーケティングの融合についてのセッションを受けた。 最初にLab内のディスプレイを見学。壁やガラスに映像を映し、なおかつそれをタッチ可能にする技術があり、店舗内での広告・カスタマーサ…

Brand: Study Trip (1)

先週、Brandの授業で、Study Tripという形で、Unilever、IBM、Priceline.com、McNeilの各社を訪問した。(ちなみに前回は2月に、NYCにてColgate Palmolive、American Express、Y&R等を訪問した。) Ithacaから、チャーターバスでコネチカット州Stamfordへ。…

MLO: Negotiation

MLO(Managing and Leading in Organizations)の授業で、Negotiationに関するエクササイズをやった。 課題は、政府からのFundingを受けようとしている3つの製薬会社が、それぞれの取り分について交渉するというもの。会社A:一番大きな会社。いろんな薬を扱っ…

Brand: Hewlett-Packard (Kittyhawk)

Brandの授業でHPのKittyhawkという1.3インチのハードドライブ製品について扱った。これは、次々と次世代フォーマットが現れるハードドライブ製品のマーケットの中でトップシェアをとるべく、HPが特別チームを作り、優秀なエンジニアを選りすぐって集め、短期…

ILR: The Agile Enterprise

ILR(Industrial and Labor Relations)のDyer教授の特別授業、'The Agile Enterprise'を受けた。たまたま売店をうろついていたらクラスメートに会い、誘われてフラフラと出席してみたのだが、なかなか面白かった。 いわく、急激なスピードで変化し続ける環…

MLO: Power of Network

Six Degrees of Separationという理論がある。ハーバードの社会心理学者スタンリー・ミルグラムの研究成果だが、知り合いを1Degree、知り合いの知り合いを2Degreesとすると、6Degreesで世界中の人とつながっているという話だ。それの真偽はともかく、ポイン…

来学期の選択科目

MBA一年目があと1ヶ月で早くも終わろうとしている。なんという早さだろう、ちょっと信じられないくらい。振り返ってみると、今までに8つのコア科目(アカウンティング、マーケティング、統計学、ファイナンス、ミクロ経済学、経営戦略、オペレーション、組織…

MLO: Innovation をManageする

Managing and Leading in Organization (MLO)の授業で、InnovationのManagingについて学んだ。 IDEOとSAS、二つのユニークな会社についてArticleを読みビデオを見た後、Innovationを起こす組織、Creativeな組織について議論。SAS: 会社内にフィットネス、ス…

 Pricing(1)

Pricingについてのアプローチを習ったのでメモ。本来、定性的・定量的等様々な角度から検討する必要があるのだが、まずはEconomics / Regression Analysisからのアプローチから。 ・P*= (Ep+rŋ) / (1+Ep+rŋ) *C Ep=Price Elasticity r=Price Reaction …

Managing and Leading in Organization

Managing and Leading in Organization, 通称MLOは、最後のコア科目で、リーダーシップ、チームワーク、組織論について学ぶ。ソフトスキル系なので、Takeawayを確認していかないとさらさら流れてしまいそう。リーディングの量は多いが、授業はProf.Mannixの…

ブランドの中間試験

たった今、Strategic Brand Managementの中間試験が終了。 朝8時から11時半まで、3時間半ぶっ通しでしたが、それでも時間が足りませんでした。内容は、アイルランドにおけるニコチンパッチのプロダクト立ち上げのケース14ページほどを読み、立ち上げにあたっ…

Consumer Choice Process

Consumerがものを購入するまでのプロセスとそれに影響を与える要因。 Sorce of InfoとDecision Influencesの部分において、ネットの口コミ、特に掲示板やブログなどの影響が大きくなってきていると思われる。

Price changeのインパクト

Brandの授業で、Priceの上げ下げによるインパクトを扱った。 具体的には、Priceを上げ下げした際、ブレイクイーブンに必要な販売量がどれくらい変化するかを考察するというもの。まずブレイクイーブンに必要な量は下記の式で求められる: ・プライスアップの…

ベイズの定理

秋学期に統計学の授業で習った'ベイズの定理'について。たまたま別の本を昨夜読んでいたらまた出てきたので、おさらいしておくことに。 問題: ある病気にかかっている人が統計的に0.1%であるとする。検査の結果、陽性反応が出てしまった。検査の正確性は98%…

The Psychology of Waiting

Operationの授業で学んだ、'待たされる心理'について。 お客さんの待ち時間は企業にとって敵だが、完璧になくすのはコストがかかりすぎる場合が多い。待ち時間をいかに減らすかもさることながら、待ち時間を'心理的に’軽減する策もいろいろ:1.何もしない手ぶ…

Process Flow Variability

アウトプットを出す上で、たいていの場合、どうしても質・量のばらつきが出てしまう。その際、それを闇雲に現場の責任にしてみたり、不可避なばらつきなのにそれの軽減にインセンティブを設定したりしても、’くじ引きによって報酬を決めるようなもの’(デミ…

Giving Feedback

アメリカの大学は学生から教授への評価、フィードバックが盛んに行われる。というか、普通に文化として定着している。 学生から教授へ、授業の質、進め方、テスト・評価の仕方など、いろいろな項目についていろんなタイミングで行われる。コーネルでは普通、…

Operation (Supply ChainのSimulation)

本日のOperationは、おはじきを使ったSupply Chain Managementのシミュレーション。ざっと80人ほどがAtriumという校舎のなかの広場に集まり、Breakfastがわりにマフィンやベーグルを食べながら演習を行った。1チーム8人ずつにわかれ、Raw Material、Factory…