Cases in Business Strategy

ジョンソンスクールの人気教授の一人であるSuwinski教授の「Cases in Business Strategy」は、選択科目の中でも特に人気のクラス。彼は長年アメリカの製造業のExecutiveとして活躍しており、理論だけに留まらない実践的なストラテジーを教えてくれるということで評価が高い。


彼のストラテジーは、ごちゃごちゃと事実を並べ立てたり、ありがちなフレームワークを闇雲に使ったりは決してしない。企業がどのような状況に置かれていて、企業自身はどのようなポジションにいて、どういうポジションを目指していくべきなのか、シンプルに考えていく。そして、Implementationの難しさ、課題を決して軽視しない。


今まで扱ったケースは以下のとおり;
・BAESA、ブラジルのペプシ売店のアルゼンチン参入のケース
 新規市場への参入の難しさ、財務分析によるリスク計算の重要性、戦略におけるローカル市場の知識の重要性について学んだ。


・Airbus対Boeing
 Change the gameの優位性。Boeingは9・11のテロによる状況変化を的確に把握し、変化する顧客ニーズにいちはやく対応する新製品及びシステムを導入した。


AT&T
 企業文化を変えるのは一朝一夕にしてならず


Comcast、Verizon等通信・メディア企業
 顧客にバリューを与えているのは、サービスのどの部分なのか的確に捉え、それに見合ったプライシングを行う


・Ford
 Executionのやり方の重要性。Stakeholderを大事にした改革でないと失敗する。
 あと、戦略は手を広げすぎると駄目


後半戦も楽しみ。